どーも、Shotaです(^^)/
人は働き続けるうちに、いずれ上司になり部下を持ちます。
上司は常に部下のことを把握しなくてはなりません。
そんな管理職の悩みの中に「部下が何を考えているのかわからない」というものがあると思います。
- 仕事を頼んだが、部下が報告に来ないため進捗が全く分からない。
- 部下にわからないことがあり仕事が進んでいないにも関わらず、質問に来なかったため、後になって仕事が停滞していたことが発覚した。
- 指示されないと全く動かない部下がいる。
部下の考え方、状況を把握できずに、イライラされている管理職の方は多いのではないでしょうか?
本書「3分間コーチ」(伊藤守著)に部下との距離を縮め、部下の考えや状況を把握する方法が書かれていたので、紹介します。
部下のことをしっかり把握し、成果を上げさせることができるスーパー管理職を目指しましょう(^_-)-☆
本書の要点はここ!
部下と的を絞った短い会話をするための時間をとる
そもそも部下というものは自分から話さないものです。特に若手社員は話しません。
まずは上司から話しかける必要があります。
3分間でいいので、上司から頻繁に部下に話しかけましょう。
何かのついでではなく、その人と話すという目的をもって話しかけます。
話し方の理想は、お互いの仕事を止めないこと。業務の流れに沿って行うことです。
今その場で起こっていることについて話すことがコーチングの基本です。
部下について考える時間をとる
部下と的を絞った会話をするには、上司は部下について考えなければなりません。
何かあったときではなく、普段から部下についてだけ考える時間が必要です。
部下について考えるために、おすすめな方法が質問リストを作ることです。
まず質問リストを作る行為自体が、部下について考えることになります。
質問リストを作っているうちに、部下についてわからないことが出てきます。
わからないから聞きに行きたくなるのです。部下に話にいく動機付けになるのです。
部下のことがわからなければ、部下との関係を築くことも、能力を引き出すこともできません。普段から部下についてだけ考える時間を確保しましょう。
部下が声をかけやすい環境をつくる
これまでは上司の側からだけのアプローチを紹介しましたが部下から話しかけることができれば、よりお互いが理解し合えます。
そのためにも部下が声をかけやすい環境を作りましょう。
事前に同意をとっておく
3分間コーチングの趣旨を話し、部下に同意をとっておくのです。
「ときどき仕事の進捗やビジョン、その他の情報を共有するために、3分程度話したいと思う。こちらから声をかけることもあるし、君の方から声をかけてくれてもいい。特別な問題解決のときだけではなく、普段からコミュニケーションを交わそう」
と伝えれば十分です。
部下の方から声をかけさせる
部下から声をかけるタイミングを具体的に示すことも有効です。
「何かあったら声をかけてくれ」では漠然すぎて、部下は困ります。
具体的に
- プレゼン前
- 企画書を書く前
- 営業のあと
- 頭の整理をしたいとき
などどんなときに声をいいのか、伝えておきましょう。
部下との距離感を縮める方法、試してみた!
キャンディのベテラン研究員として後輩を指導
現在僕は係長という肩書で、新しい部署に配属されたばかりです。
部下はいません。
しかし、3年ほど前にキャンディの研究者としてベテランの域だった僕は本書をもとに後輩を指導した経験があるので、その時の体験を紹介します。
指導していた後輩は、とにかくフットワークが軽く、やる気に満ちた女性でした。
当時はまだ入社して2年目で、経験不足から研究、商品開発の手法についてスキルアップが必要だったため、僕が指導していました。
後輩のことの考えるだけの時間を作り、頻繁に3分間話しかけた。
当時、彼女は賞味期限1年の油で揚げないドーナツを作ろうとしていました。
商品開発の難易度も高く、また彼女も経験が浅かったため、商品化にたどり着ける研究はできていませんでした。
そこで彼女の成長にとって必要だと思える質問を考え、頻繁に話しました。
- 油で揚げないドーナツを作るうえで、社内で使えそうな技術はないのか?
- 製品化するには工場のラインで生産できなくてはならない。工場の制約条件を理解しているのか?
- 実験の成功可否の評価指標は何にすべきか?
このような質問をぶつけ、何度も会話しました。
結果的に、彼女のスキルも商品の品質も大幅に向上しました。
また彼女がどのような価値観で仕事に取組み、どんなことがしたいのか会話を通して理解することができ、強い信頼関係を構築できました。
彼女は会社を辞めてしまいましたが、今でも人生相談し合える大切な存在です!(^^)!
まとめ
部下との距離を縮め、部下の考えや状況を把握するためには
- 部下と的を絞った短い会話をするための時間(3分間程度)を取る
- 部下について考える時間をとる
- 部下が声をかけやすい環境をつくる
ことが有効です。
1人でも部下を持っている方には、参考にして頂けると光栄です。
本書について
- 部下について考える時間をとる
- 部下と的を絞った短い会話をするための時間をとる
この2つの時間をとることを最優先させた極めてシンプルなマネジメント手法が書かれた書籍です。
部下を一人でも持つ方におすすめの、コーチングに関する書籍です。
プロフィール
スムージーで「ダイエット・美肌・腸活」を応援!をモットーに、スムージーの効果やレシピの情報を発信しています。
■スムージースペシャリスト資格取得
■大手食品メーカー研究員
■スムージー歴2年
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